ソラマメブログ

2009年02月09日

Youtubeとニコニコ動画で印税生活は送れるか?その3

Youtubeとニコニコ動画で印税生活は送れるか?その2からの続き。正直言って、今回の日記は暴走気味です。

今月号の『Sound & Recording Magazine』の『ネットで自分の曲を売る方法』という特集が気になり買ってみた。内容は、最初にiTunes Storeなどのダウンロード販売と、アグリゲーターやディストリビューターの紹介があって、次にネットに適応した新しいレーベルのオーナーのインタビュー、その次にプロモーションツールとしてのMySpaceの使い方が載っていた。
とてもわかりやすく書かれていていいのだが、やはりアーティストは曲を売ってなんぼ、という視点であり、ネットはプロモーションの場所で目指すはメジャーデビューしてCDリリースという発想であった。

ちなみにサンレコの特集の最後に「使えるネット・サービス」という章で10のサービスのうちの1つとしてニコニコ動画が紹介されていた。小さいなあ。

以下、『Sound & Recording Magazine 2009.2』の引用です。
--------------------------ここから--------------------------
ニコニコ動画
『音楽カテゴリーはDTMミュージシャンの作品表の場に』
ご存じ日本最大のアクセス数を誇る動画共有サービス。アニメやゲームの映像が多いと思いきや意外に音楽関連も充実しており、音楽カテゴリー内にはさまざまな動画がアップロードされている。内容もオリジナル楽曲のプロモーション・ビデオ、バンドのライブ映像、既存楽曲を歌ったり演奏したりした映像(○○を歌ってみた、○○を演奏してみたなどのタイトルが付けられている)など千差万別だ。中でも初音ミクの流行もありDTMミュージシャンの作品は多く、再生回数が10万回を越すものも珍しくない。ブログやSNSと組み合わせて利用すれば、ジャンルによってはMySpaceなどよりも多くのリスナーにアプローチできるプロモーション手段となるだろう』
--------------------------ここまで--------------------------

私としては今やMySpaceやYouTubeやニコニコ動画を1つの音楽シーンとしてとらえてもいいと思っている。それに動画配信サイトでの再生数に応じてギャランティーが払われるというシステムは将来性があると思うのだがどうだろう。
  
タグ :JASRAC動画
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2009年02月06日

Youtubeとニコニコ動画で印税生活は送れるか?その2

Youtubeとニコニコ動画で印税生活は送れるか?からの続き。

この間、Youtubeとニコニコ動画がJASRACと著作権の包括契約を結んだので、オリジナル曲を含む動画を作ってアップして、爆発的に再生されれば夢の印税生活も可能ではないだろうか、という日記を書いた。

しかし疑問点がいくつかあって、頭に引っかかっていた。

ところがこの間JASRAC 2008年11月通常評議会員会の議事録をなんとなく読んでいたら、思わぬ情報を見つけた。
その部分を引用する。

----------------ここから----------------
巻上公一評議員
「YouTube」と包括契約を締結したことが新聞などで報じられたが、詳細を伺いたい。また、自分の楽曲を「YouTube」にアップロードしたいと考えているが、その際にJASRAC会員としてどういう点に注意すればよいのか教えていただきたい。

菅原常務理事
配布資料は上半期の報告書なので協議中と記載されているが、10月に「YouTube」との間で契約が成立した。契約条件は、国内の他の動画投稿(共有)サイトと同一で、使用料の適用料率は現在、広告料金等収入の1.875%である。「YouTubeとは、昨年から契約に向け協議を続けてきた。このサイトを運営する会社はアメリカの企業なので、アメリカの著作権法の範囲内での対応を考えていたようだが、日本はそれでは済まない。違法にアップロードされた動画をどう削除するかなどを求めていたところ、「YouTube」から具体的な対応システムが提示されたため、今回合意に至った。ただ、実務的に難しい点は、曲名ではなく実演者の名前などがサイト上のキーとなることである。JASRACが管理するためには動画に含まれる楽曲名が必要となるので、現在、「YouTube」との間で楽曲を特定した報告をどう提示してもらうかを詰めているところである。アップロードの方法は一般の方と同様だが、可能であれば会員の方自身がアップロードする場合は、後々の楽曲特定に活用するため、事前に楽曲名を会務部に知らせていただきたい」
----------------ここまで----------------

以上、引用終わり。

わかったことは
・使用料の適用料率は現在、広告料金等収入の1.875%
・JASRACが管理するためには動画に含まれる楽曲名が必要
・現在、「YouTube」との間で楽曲を特定した報告をどう提示してもらうかを詰めているところ

ということだ。契約を結んだのに実務レベルではまだ始まっていなかったわけだ。会員自身がアップロードする場合は「事前に楽曲名を会務部に知らせていただきたい」って、しょぼすぎる。
もっといえばサンプリング調査の方法を詰める必要もある。そのまえに全曲報告にしろ、と強く言いたいが。

ところで質問者の「巻上公一評議員」って、もしかしてあのヒカシューの?

Youtubeとニコニコ動画で印税生活は送れるか?その3へ続く。
  
タグ :JASRAC動画
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2009年02月05日

Youtubeとニコニコ動画で印税生活は送れるか?

最近、リアルが忙しくなって、たまにしかSecond Lifeにログインできてない。
もうちょっと暇になったらもっとインワールドに入りたいのだが、それまでこのブログをほうっておくのもなんなので、ひさびさに書いてみることにした。

今日書くのは、動画配信サイトにおける音楽のことだ。
去年10月ついにYoutubeとニコニコ動画がJASRACと著作権の包括契約を結んだ。これでe-license、JRC含めて主な著作権管理団体と著作権の契約を結んだことになる。 Second Lifeではユーザーの努力によってJASRAC管理楽曲を使えるようになったのだが、Youtubeとニコニコ動画では企業自らJASRACと契約を結んだわけで、この差は大きい。Second LifeでJASRAC管理楽曲を使う場合はユーザーが利用料を払うわけだが、Youtubeとニコニコ動画の場合、企業であるgoogleとニワンゴがJASRACに包括的に利用料を払ってくれるので、ユーザーはお金を払う必要もない。

Youtubeとニコニコ動画はユーザー数もSecond Lifeなどと違って桁違いに多いので、音楽の著作権者であるミュージシャンに還元されるお金も多いのではないだろうか。
ということはYoutubeとニコニコ動画でオリジナル曲を含む動画を作ってアップして、爆発的に再生されれば夢の印税も可能ではないだろうか。

かつてiTunes Storeで楽曲が売れるようになったときは、我々インディーズにもチャンスが訪れと喜んだものの、実際ITunes Storeで売れたのは宣伝力に勝にまさるメジャーのアーティストばかり。一部の実力派インディーズがヒットしたのには力づけられたけれど、その余波はこっちまで届かなかった。

いや大儲けなんて贅沢は言わないから、せめて音楽製作のソフトやハードを気兼ねなく買えるようにならないものか。毎年のDAWソフトのバージョンアップ料に悩むのは勘弁してほしい。

今の音楽界にとって、Youtubeとニコニコ動画は、メジャーをデビューを狙うインディーズのプロモーションの場か、嫌儲なアマチュアが金銭抜きで才能を披露する場になっている。しかし、JASRACと契約を結んだことで、インディーズのままでそこそこ収入が入るという第三の道が見えてきた。

これは名案だと思っても友人にこの話をしたら、「包括契約だろ」と一笑に付された。たしかにそのとおりで、このアイデアにはいくつか難点がある。

1.包括契約
全曲報告でないので、サンプリング期間にランクインくらい多数再生されることが必要になる。

2.著作権のみ
JASRACなどは音楽著作権管理団体だから、著作隣接件権や歌唱印税は関係ない。つまり「歌ってみた」「演奏してみた」として他人の曲をカバーしても儲かるのは作曲者、作詞者のみである。

3.著作権の委託
著作権料を得るためには、JASRAC、e-license、JRCのどれかと著作権の契約を結ぶ必要がある。

とりあえず、今思い付いたのは上記です。

まあ、自分の努力と才能を棚に置いて勝手なことを書いてますが。
なんにせよSecond Lifeで活動するミュージシャンはYoutubeとニコニコ動画で曲を公開する場合、動画がすぐ作れるという大きなアドバンテージがあることは確かだ。

Youtubeとニコニコ動画で印税生活は送れるか?その2へ続く  
タグ :動画JASRAC
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